今回も本で勉強した『語りかけ育児』の11ヵ月~1歳までの振り返りと今後していきたい事をまとめていきたいと思います。
前回の記事⇒【生後10ヵ月】0歳からの語りかけ育児!【振り返り】
1歳の誕生日で病院へ定期健診へ行ったとき、いつも見てもらっている先生から「言葉の発達が1歳半ぐらいでとても成長していますね」と言われました。
と思って嬉しくなりました。
息子は10ヵ月ごろから言葉らしきものを喋りはじめ、生後12ヵ月現在ききとれる単語や音が20個ほどです。指差しとハンドサインもあるのでかなり意思疎通ができるようになりました。
この2ヵ月どんなことをしたか?まずまとめてみました。
▽参考にしている本はこちら▽
この2ヵ月でしたこと&気づいたこと
色々書いてますが、難しいことはしていません。読み聞かせを沢山したわけでもありません。ただ、ちょっとしたコツを踏まえながら環境を整えたり、息子とお喋りして遊んだだけです。
じゃぁ具体的にどんな感じ?というのを紹介していきます。
聞く能力を養う
実行したことは、テレビをダラダラつけない・色々な音をきかせる という2点です。※本ではテレビは禁止されてます。

前回の記事でも紹介した木琴を使って、簡単な曲をいくつか演奏しました。下手なのでちゃんと音楽として聞いているか分かりませんが、木琴を叩くきっかけ作りにはなったと思います。自分でひっぱりだして叩くことも増えました。

また、家を掃除していたらでてきた鳥笛を渡してみたところ、赤ちゃんに吹きやすい形だったのかすぐ吹くことができました。これも気に入ってたまに吹いていました。吹く力は言葉を表現するのに大切な力みたいです。ちなみにAmazonで買ったラッパはいまだに吹けず…
以前作っていた、R-1のマラカスも3本に増やし、米やビーズなどそれぞれ違う音がなるように用意しました。朝の静かな時間帯に、振って音を聞き比べるような仕草がみられました。
音をつける&楽しむ
色々なモノや生き物に音をつけます。これは猫なら「にゃーにゃー」という感じなんですが、極力リアルな音に近づけて発音しました。息子と実際にやり取りをして思ったのですが
「にゃー」とハッキリ言葉にしてしまうと、赤ちゃんには発音しにくいので音として伝えるんです。
「にゃー」ではなく聞いたまま高いムニャムニャした感じで「ナーナー」といいます。「モーモー」じゃなく低いこもった音で「ンモ~~」って感じです(笑)モノマネする技術がいりますが、これが一番食いつきがよくマネをしてくれるんです。

他にも、犬⇒ワフッワフッ、浴室乾燥⇒ボウボウ、消防車⇒ウーーーーーーカンカンカン、など
物と名称を結びつける
私が本を読んでなるほど・・・と思ったのが以下の2つ
帽子はかぶっても帽子、箱に入っていても、クシャクシャに地面に置いてあっても帽子にかわりがないことを赤ちゃんに教えなければいけない
大人が英語を覚えるように何度も色んな場面で同じ単語を聞く必要がある
0-4歳わが子の発達に合わせた「語りかけ」育児より
そこで、私が実行したのは、まず音で興味を持ったものから、図鑑と見比べて一致させ。そこから、図鑑(写真)を使って動画や絵本と見比べるという方法です。
主に使っている図鑑
手順
1⃣ Google Nest hubやyoutube・音の出る本などで、絵と実際の音を聞く(単体で見せるほうが混乱しない)
2⃣ 音に気付いた様子がみられたら、指をさしながら「これ牛だよンモーって鳴いたね」と言って色々な言い回しで3回同じ単語を言います。(言い回しは前回の記事参照⇒☆)
3⃣すぐに図鑑を広げて牛を指さし「ここにも牛がいたね」と言って見比べる
これを朝食前のハイチェアに座ってるときにGoogle Nest hubでしていました。1日に1個~3個まで。気に入ったらそのままyoutubeで実物の動画を見せたりもしました。
図鑑で一致させておくと、テレビにうつったときにすぐ開いて教えたり、外へ持っていって実物を見た時も見比べられます。実物を見たあとは、帰ってからも図鑑を見て余韻を楽しんでます。
テレビを見ながら図鑑を広げるの図

自分が知っているものが出てくるのが楽しいようで、よく図鑑と絵本を両方もってきたり、テレビをつけると図鑑をひっぱりだしたりしていました。
見比べ遊びが楽しい♪の図

気をつけたこと
- しっかり指をさして伝えること。テレビに猫しか映ってなくても近くに行って指をさす。赤ちゃんにとったらテレビに映ってる毛布や木でさえも名前がない『何か』になってしまうから
- 会話として成立させながら伝える「ね、こ」など単語を教えようとしない。赤ちゃんは「言葉のまとまり」=会話 に興味を持って聞いているから(ネトフリの「赤ちゃんを科学する」でも実験してた)
- 色々な言い回し、状況で同じ単語を使う。テレビに映った猫、写真に写った猫、絵でかかれた猫・実際の動いてる猫。猫には色々な種類があって、動いたり絵になってるということが分かる
こんな感じで息子はどんどん単語を覚えていきました。また、この時に動作も一緒に教えておくと言葉が出ないときはハンドサインで教えてくれるようになりました。
なお、本ではこの時期、テレビや電子音は禁止されてます。この方法はコツをふまえながら私がオリジナルでした方法となります。「語りかけ育児」が気になるかたは本を読むことをおススメします!
言葉のブームがある
息子は一時期「パパ」とよくいう時がありました。パパが大好きなんだね。と思っていましたが、なんでもかんでも「パパパパパパ」言うので、これは「パパ」という音を楽しんでるだけなのでは?と思ったのです。
悲しいことに主人本人もそう思ったようで、パパじゃないものを「パパ」と呼んだらサラっと訂正するようにしていました。(違うよなどの否定的な言葉を使わないように、サラっと言い直すだけ)
今は落ち着いて、パパを呼ぶときはちゃっと呼びかけるような発音の仕方になりました。
そして今は「ママ」ブームの真っ最中!なんでもかんでも「ママ、ママ」言います。写真を見せて「ママ写ってるね」と教えていたら、写真にのっているすべの人がママになり、本のカバーにのっている作者の写真まで「ママ」になってます(笑)
でもいずれ落ち着くと思って、今は地道にサラっと訂正を続けてます。
1歳~やっていきたい語りかけ育児
今までやってきたことで継続していくことはそのまま続けて、1歳の息子に語りかける時にすること&気をつけることをまとめてみました。
▽やっていくこと▽
- 息子が興味を持ったことに、音と名詞を使って伝えてあげたい
- 息子の気に入った歌を覚えて代わりに歌ってあげる
- 持ち物をカバンに入れるなどごっこ遊びを誘ってみたい
- ふり遊びに誘ってみる。人形に飲ませたり、着替えさせたり
- 表情をつける
- 同じモノを実物・写真・絵本・映像で見せる
- 喃語返し(分からない人は前回の記事参照)
▽気を付けること▽
- 無理に言わせようとしない。(い・ち・ごだよ、ほら「いー」のようなやり取り)
- 夢中になりすぎて何度も言わせようとしない。(以前「はーい」というお返事が可愛くて何度もリクエストしていたら言わなくなってしまった…本にも同じことが書いてありました)
- テストしない。「これはなに?」など試すようなことはしない。(これはコミュニケーションになっていない)
- 音だけで名称を忘れがちなのでセットで言うようにする。(モーモーだね⇒ウシだね、モーって鳴くよ)
- 名詞を教えようとして動詞や形容詞を忘れがちなので積極的に使う
- 否定的な言葉は極力使わないように、今はコミュニケーション優先
細かいことは色々あるけれど、大切にしていきたいのはコミュニケーションを楽しむこと・赤ちゃんの興味に合わせることだと思ってます。
この2つを守って『語りかけ育児』を楽しんでいけたらと思っています。
ではまた!

